お問合せで「自己分析がうまくいかないで行き詰まっている状態です。是非アドバイスを下さい!」と頂きました。
行き詰まるのは、辛いですよね。作業をちゃんとやっているつもりでも、アウトプットが出せないとなおさらです。
今回は、足踏み状態から抜け出せるよう自己分析で行き詰まる原因と対策をお伝えしていきます。
自己分析で行き詰まる原因
自己分析をやると、就活で戦うための最も重要なツールが身に付きます。私自身エアライン5社の合格体験で実体験したからこそ、お勧めしています。
そして、これを読まれているあなたも自己分析が大事と考え、取り組んでいるにもかかわらず壁にぶつかってしまったのですよね。
そんなあなたに質問です。「自己分析は何の為にやっていますか?」
自分の本質をつかむため/自分を知るため
強みや弱みを見つけるため/自己PRや志望動機を作る為
などなどの回答が出てくるのではないでしょうか?自己分析の目的は、ほとんどの方は理解されていると思います。
では、自己分析が行き詰まる最大の原因はなんでしょう?
それは上でお伝えしたような、目的が達成できないからではないでしょうか?つまり、”自己分析をやっても結局自分がよくわからない/見えてこない”状態なのでは?
そこにいたるまでのプロセスは人によって様々です。
①自己分析のやり方が合っているのか不安
②自己分析をやればやるほど自分がわからない
③自己分析をどこまでやればいいのかわからない
④どうやってまとめたらいいかわからない
特に②や③が原因で行き詰まっている方は、就活の自己分析の枠から大きく逸脱してしまっている可能性があります。
自己分析を難しく考えすぎていませんか?
ここでいう自己分析はあくまでも”就活準備”の為のものですよね。
確かに自分自身の本質を掴むための作業なのですが、これをやり過ぎると永遠に自問自答することになってしまって、答えが見つからないからです。ある程度の所で区切って、その中でまとめることも大事。
そのためにも、しっかりと就活の為の自己分析は何を準備すれば良いのかをまず最初に明確にして作業していきましょう。
次から自己分析のやり方をご説明します。
①の自己分析のやり方が不安④のまとめ方がわからない方は、ご自分のやり方と比べてみて下さい。自己分析に行き詰まったときの対策となりますよ。
就活の為の自己分析で行う2つの作業
ここでは、自己分析で何を準備したら良いかをお伝えしていきますね。
就活のための自己分析について、自己分析に特化してエアラインCA就活支援をしているCAラボでは以下の様に考えています。
ここに二つの作業があります。
①過去現在未来の一連の流れを通して自分像を把握
②職種や企業に適したアピールポイントを言葉で伝えられるようにする
自己分析の作業①自分像を把握する
自分像を明確につかむためのやり方は、以下の記事でも説明しています。

自分の過去の経験から現在の自分の性格、価値観、考え方、持っているスキルを深掘りし、そして将来仕事を通して何を実現したいのか?までの情報を出していきます。
過去~現在は、実際の経験に基づくことなので淡々と情報の抽出作業をするだけ。思い出す作業がメインで、新しい事を考える必要などはありません。
けれども、将来に関する事を考える際は新たな目的を考えることが必要です。
こちらに関しては、少し抽象的なので人によっては時間がかかることもあります。
未来に関しての注意点は、「客室乗務員になりたい。」で終わらせないこと。
客室乗務員という仕事は、あなたの仕事を通して叶えたい事を実現するための道具でしかありません。
客室乗務員という仕事を通して何を実現したいのか?を考えて、仕事をする目的を言葉にする必要があります。
未来に関して一番大切なのは、あなた自身が仕事を通してやりたいことを明確にすることです。
ここまでは情報を抽出する作業がメインです。そして俯瞰してみるとだいたいどんな人間像かは浮かんでくると思います。
自分像を把握するための具体的なやり方は、検索すると本当に色々ありますよね。迷うかもしれませんが、やりやすいものでやればいいと思います。
私の場合は、「これならできそう」という感覚で選んだ本を使ってやりました。この作業は、人に頼らず自分でも十分出来る作業です。
これができたら自己分析の2つ目の作業に取りかかります。
自己分析の作業②アピールポイントを言葉で伝える
自己分析2つ目の職種や企業に適したアピールポイントを言葉で伝えられるようにする作業をやるために、もう一つの新たな作業が必要になってきます。
それは、業界研究や企業研究です。
この作業をやることにより、エアライン業界や個々のエアラインが求めている人材像を徹底的に把握します。
これがいわゆる過去の傾向や合格出来そうなCA像、一般の情報から出来上がった人材像ですと、ぶれる可能性がありますのでご注意ください。
そして、その求める人材像と自分像のマッチした部分を言葉で伝えられるようにします。あとは、伝え方をESや面接実践で磨いていくだけです。
最初は拙いかもしれませんが、うまい人のやり方を見習ったり想定質問や実際の面接で聞かれた質問を使って、振り返りをしたりすればどんどん上手になっていきますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したやり方は、オンラインCA合格動画講座内の自己分析ワークでできます。企業研究のやり方なども詳しくお伝えしています。
自己分析のワークは自己PRや志望動機に繋がる仕組みになっていたので、方向性を見失わずに自分のペースで取り組むことができました。今まで曖昧であった自己像を言葉で表現できた時には、とても感動しました。(JAL既卒合格)
自己分析は悩み出すと、禅問答のように答えのないループに陥ってしまうこともあります。
あと、もう一つ”客室乗務員に受かりやすい像”という固定観念を持っている方はマッチング選びがうまく出来ず、自己分析がうまくいかない可能性もあります。
なぜならそれに自分を近づけようとして、本来の自分が見えてこず違和感を感じるからです。
不毛ループや違和感を感じず自信を持って自己分析作業をするためには、客室乗務員になるということを考慮に入れずやると良いです。
本来の自分自身が浮き上がってくると、自分は自分でいいのだと人と比べなくなります。
それが、エアラインCA合格に近づくためのコツでもあります。
是非、納得のいく自己分析ができますように!