CAに合格するためには、企業研究は欠かせない就活準備のひとつです。
なぜなら、企業研究は志望動機を作るうえで欠かせないからです。
ですが、意外と後回しにされやすいのが企業研究
これをしっかりやると、やらないのでは確実にESや面接の回答の質が違います。
そこで、志望動機につながる企業研究のやり方をここではお伝えします。

企業理念・ビジョン、社風、特徴的なサービス、最近のニュースなど覚えるものがたくさんありすぎて困ってます!どこまでやればいいですか?

確かに、覚えることが多くて手間がかかりそうに見えますよね。でも、コツがわかれば、抑えるべきところが見えてきます。
企業研究は何の目的で、いつ、何を、どのようにやればCA就活の成果につなげやすいのか?
CA合格する企業研究の効果的なやり方についてお伝えします。
今回は、JAL・ANA・外資系エアラインに対応した、
CA合格実績のある『エアライン受験企業研究完全ガイド』です。
企業研究の前に押さえておきたい3つの準備ポイント
CA受験のための企業研究を始める前に、まず理解しておきたい3つの大切な視点があります。
企業とは何かを正しく理解すること
企業研究の目的を明確にすること
事前準備(自己分析)を整えること
この3つを押さえてから企業研究に進むことで、
単なる情報収集ではなく、「自分はこの企業で何を実現したいのか」を語れるようになります。
① 「企業とは何か」を理解する ― 現実的な視点を持つ
企業は、理想や夢を実現する場であると同時に、利益を生み出す組織でもあります。
エアラインも例外ではなく、「株式会社」として社会の中で価値を提供しています。
一般的に企業研究は、その企業が どんな価値を社会に届け、どんな仕組みで成り立っているのか を理解するためのものです。
「自分はその企業のどんな価値づくりに貢献できるのか」
こうした問いを立てながら調べることで、
より深い視点でエアラインを理解できるようになります。
CA就活で求められるのは、
「夢」を語る力と同時に、「企業人としての理解と貢献意識」です。
この両輪がそろってはじめて、面接官の心を動かす志望動機が生まれます。
② 「なぜ企業研究をするのか」を明確にする
企業研究の目的は、「情報を覚えること」ではありません。
本来は、自分と企業を“つなぐ”ための作業です。
たとえば、企業研究をしっかり行うことで次のような効果があります。
志望動機や強みなどの自己PRに深みが出る
→ 「だから私はこの会社で働きたい」と、根拠ある言葉で語れるようになります。面接で自分の考えを伝えられる
→ 「この人は自分の言葉で語れる受験生だ」と印象づけられます。入社後のミスマッチを防げる
→ 憧れだけでなく、現実的に「自分が本当に働きたい企業か」を判断できます。
企業研究は自分にとっての“納得感”を確認するための作業なのです。
③ 企業研究の事前準備 ― 自己分析を整える
企業研究は、自己分析の延長線上にある作業です。
だからこそ、始める前に「自分を知る」準備が欠かせません。
たとえば、以下の3点を整理しておきましょう。
自分の強み
→ どんな行動特性や能力を持ち、どんな場面で力を発揮できるのか。なぜCAという職業を選ぶのか
→ 自分の経験や価値観に基づいた“本質”を明確にします。企業選びの軸
→ 企業文化・教育制度・国際性・ライフスタイルなど、重視する環境を言語化します。
これらが整理できていれば、企業の情報を見たときに
「この会社でどう成長できるか?」
を具体的に考えられるようになります。
もし「自己分析のやり方がわからない」と感じる場合は、
下の記事から始めてみるのがおすすめです。
👉 【CA受験 自己分析完全ガイド】志望動機・面接回答に直結する5ステップ分析法
自己分析 × 企業研究で“説得力ある志望動機”が生まれる
自己分析と企業研究はセットです。
どちらか一方だけでは、深みのある志望動機は作れません。
自己分析で「自分の軸」を明確にし、
企業研究で「企業の軸」を理解する。
この2つの“軸”が重なった部分こそ、説得力のある志望動機となります。
👉【CA志望動機の作り方完全ガイド】ES・面接で差がつく自己分析×企業研究の活かし方
次から具体的にCAになるための企業研究のやり方を解説していきます。
JAL・ANA・外資系対応!CA受験生の企業研究のやり方
自己分析で、自分理解をある程度済ませた後に行います。
企業研究では、「情報を集める」だけでなく、集めた情報を自分の言葉で整理・分析することが大切です。
ここからは、企業研究の具体的なやり方についてお伝えします。
① 情報を集める
まずは信頼できる公式情報からスタートしましょう。
- 公式HP(会社概要・事業内容・ニュースリリース)
- アニュアルレポート・中期経営計画
- IR資料(投資家向け情報)
- 採用ページ
- 社長・社員インタビュー(雑誌・Web記事など)
これらを通して、企業の過去・現在・未来の動きや、強み・弱み・機会・脅威(SWOT分析)を軸にして整理していきます。
企業研究で押さえておくべきチェックリスト
企業研究をするときに、どの情報をどの視点で整理するか迷ってしまいますよね。
以下のチェックリストを参考にすると、効率的に整理でき、自己PRや志望動機にも活かしやすくなります。
| 観点 | 調べる内容 | どう活かすか |
|---|---|---|
| 企業理念・ビジョン | 企業のHPや採用ページに掲載されている理念、ビジョン | 自分の価値観や目標と共通点を見つけ、志望動機に反映 |
| 経営戦略・中期経営計画 | アニュアルレポート、中期経営計画 | CAとしてどのように貢献できるか、面接での意見形成に活用 |
| 過去の歴史・重要な出来事 | 企業沿革、ニュース記事 | 過去の経験から企業が大事にしてきた価値観や強みを理解 |
| 強み・弱み・機会・脅威(SWOT分析) | アニュアルレポート、IR資料、ニュース | 自分の強みと照らし合わせ、自己PRに活かす |
| 社長・社員インタビュー | 雑誌、Web記事、公式ブログなど | 社員が大事にしている考え方や働き方を理解し、自分との共通点を探す |
| ライバル企業・業界情報 | ニュース記事、業界レポート | 他社との差別化ポイントを理解し、志望動機や面接回答に反映 |
| 雇用条件・福利厚生・キャリア制度 | 採用ページ、公式HP | 自分の働く軸と照らし合わせ、入社後のビジョンを整理 |
| 最新ニュース・サービス・路線 | ニュース記事、HP更新情報 | 面接での具体例や意見形成に活用。ただしやみくもに暗記は不要 |
② 情報を整理する
集めた情報をもとに、次のような問いを立てて考えましょう。
- 今後CAとして活躍しそうな人材はどのような人か
- 自分の強みと共通している点はどこか
- 自分の価値観・働き方の軸と合うのはどのような点か
こうして見えてきた「共通点」や「相性」を、自己PRや志望動機に落とし込むのが企業研究のゴールです。
💡たとえば:
「お客様一人ひとりに寄り添うサービスを重視→傾聴力をアピール」
③ よくある失敗例
企業研究を「暗記作業」として終えてしまうと、次のような失敗が起こりやすくなります。
- ニュースや路線などを覚えたけれど面接で活かせない
- 「理念に共感して…」の志望動機テンプレートでほかの人と被る
- 深堀されると「あなたの考え」が語れない
情報量ではなく、“理解の深さ”を意識することが重要です。
④ どこまでやるか(完成の目安)
自己分析で「自分の軸」が定まっていることが前提です。軸が曖昧だと、どこまで調べても答えが出ませんので注意しましょう。
目安として、以下の3点をクリアできれば企業研究は十分と言えます。
- 求める人材像を理解し、自分のアピールポイントが整理できている
- 「なぜその企業で働きたいのか」を説明できる
- ESや面接での企業研究関連の質問に自信をもって答えられる
・「JAL/ANAのイメージを教えてください」
・「JALがお客様に愛されるためには?」
・「ANAが世界のリーディングエアラインになるには?」など
こうした質問にも、自分なりの考えを根拠付きで自己PRや志望動機を添えて答えられるようになると質の高い企業研究ができているということが実感できると思います。
面接でも、自信を持って自分の言葉で語れるはずです。その力こそが、合格を引き寄せる企業研究のゴールです。

HPの中から気になった言葉を抜き出し、自分の価値観と結び付けることで、自信をもって志望動機が語れるようになりました!(ANAウィングスCA合格▶)
💬 まとめ:憧れ目線ではなく、現実目線で見ることが大切
企業研究を進めるうえで大事なのは、「本当に自分がその会社でやりたいことを実現できるか?」を、現実目線で見極めることです。
華やかなイメージや憧れだけで判断すると、入社後にギャップを感じてしまうこともあります。
だからこそ、「このエアラインで自分は何を叶えたいのか」をじっくり考える時間が必要です。
CA受験生が知りたい企業研究の疑問Q&A
ここでは、CA受験生が迷いやすいポイントをまとめ、質問と回答形式で分かりやすく整理しました。

実際の面接でも役立ちますので、チェックしながら読み進めてください。
Q1. 企業研究だけでなく、業界研究もしたほうがいいですか?
A: はい、業界研究も非常に重要です。
業界研究を行うことで、「なぜ航空業界を選ぶのか」という志望理由に説得力を持たせることができます。単に“航空が好き”という理由だけでなく、自分なりに航空業界の現状や将来展望を理解したうえで説明できることが大切です。
面接で「なぜ航空業界を志望するのですか?」と問われたときに、業界全体の動向や課題、魅力などを踏まえ、自分の経験や価値観と結びつけて語れると、納得感のある回答になります。
業界研究は、企業研究とセットで行うことで、より深みのある志望動機を作る土台となります。
Q2. 業界研究はどのように進めればいいですか?
A: 効率的に進めるには、企業の公式資料から情報を整理する方法がおすすめです。
JALやANAのアニュアルレポートには、自社だけでなく航空業界の情報もまとまっているため、単独で業界研究を行うより効率的です。
これらの資料から、業界の現状や成長の機会、成長を妨げる脅威となる要因を把握し、自分なりの業界の展望や将来性の考えをまとめておきます。
そのうえで、「業界の展望」を自分なりに考え、そこから「なぜ航空業界を選んだのか」「自分が活躍できる分野はどこか」と結びつけ、志望動機や自己PRに活かします。
この方法なら、企業研究と同時に業界理解も進められ、面接で納得感のある回答ができるようになります。
Q3. どのくらいの情報を覚えておけばいいですか?
A: すべてを暗記する必要はありません。
面接で問われるのは「どれだけ詳しいか」よりも、“自分の言葉で語れるほど理解しているか” という点です。
頭に入れておくべきなのは、あなたの 自己PRや志望動機の裏付けとなる会社情報。
たとえば、企業理念・ブランドの方向性・人材像・今後の取り組みなど、「なぜその企業に共感したのか」を説明できる材料となる部分を中心にまとめておくと良いでしょう。
また、数字やニュースなどの細かい情報は、面接前に最新の公式発表をチェックする程度で十分です。“覚える”よりも“理解して使える”状態を目指すことが、合格につながる企業研究のコツです。
Q4. 企業研究はどのタイミングから始めればいいですか?
A: 自己分析がある程度終わった段階で始めるのが理想です。
自分の強みや「なぜCAになりたいのか」という軸が明確になっていると、企業の情報を“自分ごと”として整理できるようになり、志望動機や自己PRの内容にも一貫性と深みが生まれます。
CA受験全体の合格準備の流れは以下で詳しく説明しています。
👉 独学でもOK!もう迷わない未経験からCA合格を目指す5ステップ準備法
Q5. 面接で企業研究の質問がきたとき、どう答えればいいですか?
A: 単なる情報の暗記ではなく、「自分の考え」と「企業の特徴」を結びつけて答えることが大切です。
企業研究で得た情報をもとに、自分の経験や価値観とどのように重なるのかを伝えると、回答に裏付けが生まれ、説得力がぐっと増します。
たとえば、よく聞かれる「〇〇のイメージは?」という質問も、単に印象を述べるのではなく、志望動機や自己PRと結びつけて答えるのがおすすめです。
回答例:
「JALには『丁寧で温かい接客』というイメージを持っています。
私自身、アルバイトでお客様一人ひとりに心を配る接客を意識してきました。相手の気持ちに寄り添う姿勢を大切にしてきたので、そのような文化の中で自分の強みを活かしながら働きたいと考えています。」
このように、“イメージ → 共感・考え → 自分の経験・強み → 志望理由”という流れで答えると、企業理解と自己理解の両方が伝わり、印象に残る回答になります。
Q6. 外資系と日系では企業研究のポイントは違いますか?
A. 基本の目的はどちらも同じで、「自分と企業とのつながりを見つけること」です。
ただし、フォーカスすべきポイントには少し違いがあります。
<外資系エアラインの場合>
外資系エアラインでは、どの会社も求める人材像(自立性・柔軟性・チームワークなど)に大きな差はありません。
そのため、重点を置くのは「なぜそのエアラインでなければならないのか」という理由を明確にすることです。
つまり、外資系の企業研究は、
- 求める人材像の理解
- その会社を選ぶ理由探し
この2点を中心に進めていくのがポイントです。
<日系エアライン(JAL・ANAなど)の場合>
日系エアラインでは、外資系と同様に人材像を理解することに加え、
業界全体の動き・企業理念・社風・サービスの特徴など、幅広い情報を把握することが大切です。
なぜなら、日系エアラインの面接では、先ほどのどこまでやるかの中でお伝えしたように企業研究に関連するような質問がよく出るためです。
そのため、企業の価値観や文化までしっかり理解しておくことで、
自分の考えを具体的に語れるようになります。
| 観点 | 日系エアライン | 外資系エアライン |
|---|---|---|
| 研究の方向性 | 業界・企業理解 → 自己PR・志望動機につなげる網羅型 | 企業の独自性や魅力を深掘りし、「なぜこの会社か」を裏付ける焦点型 |
| 質問傾向 | 企業理念・社風・価値観への理解を問う質問も出題 | 自分の強み・経験との関連性やスキルを問う質問が多い |
Q7. CA受験の企業研究でおすすめ本はありますか?
A:はい、あります。
現在はネット上で多くの情報を得られますが、書籍を通して企業や業界をより深く理解することも非常に有益です。ここでは、CA受験生におすすめの書籍のタイプをご紹介します。
<おすすめの書籍例>
① JAL・ANA・外資系エアラインの人材像や社風がわかる本
→ 各社の価値観や求める人物像を理解するのに役立ちます。
企業研究の理解を深め、志望動機や自己PRの根拠づくりにも活用できます。
② 機内サービスやCAの仕事に関する書籍
→ 客室乗務員の業務内容や現場でのホスピタリティのあり方を知ることができます。
ただ、CAのマナーやおもてなしに関連する本は、影響されすぎると自分らしさを表現しにくくなる場合もあるため、一つの参考事例として読む姿勢が大切です。
③ JALフィロソフィー関連の書籍
→ JAL志望者は、企業理念や価値観の理解を深めたい方におすすめです。
面接でも理念に基づいた質問が出ることがあるため、内容を自分の言葉で語れるようにしておきましょう。
④ 外資系エアライン・JAL・ANAを目指す方におすすめの本
『プロトコールとは何か 世界に通用する公式マナー』(文春新書)
→ 国際社会で求められるマナーや立ち居振る舞いを体系的に学べる一冊です。
国籍・文化を超えて接客を行う外資系CA志望者にとって、グローバルマインドと国際的な視野を養う上で非常に有用です。
💡 ポイント
書籍から得た知識は、「仕事理解」や「志望動機づくり」につなげる情報源として活用するのが目的です。
ただし、企業側のPRやマーケティング目的で書かれた内容もあるため、偏った情報に頼りすぎないよう注意しましょう。
エアライン関連以外にも、サービス・ホスピタリティ・リーダーシップなど、業界外の良書を読むことで、より広い視野から自分の考えを深めることができます。
Q8. JALとANAの違いを理解するにはどうすればいいですか?
A: 違いを把握するためには、JALらしさ・ANAらしさの本質を知ることが大切です。
そのためには、以下のポイントを押さえて企業研究を行うと理解が深まります。
エアラインの過去・現在・未来を知る:歴史や再生ストーリーを整理し、企業がどのような経験を経て現在に至りどのような未来を目指しているかを把握します。
価値観を読み解く:企業理念や、JALであればJALフィロソフィなど、会社が大切にしている価値観を理解します。
ブランドの力を知る:そのエアラインが選ばれ続ける理由や、他社との差別化ポイントを整理します。
具体例
JAL:再生の歴史を経て「信頼と品格」を軸としたブランド戦略。チームで動くことを重視し、JALフィロソフィが全社員に浸透しています。
ANA:創業当初から「ブランド力」を意識し、「あんしん・あったか・元気」を価値として掲げ、個々が自発的に考え動くプロフェッショナル人材を重視。
これらの情報を整理することで、自分がどの会社でどのように働きたいかを具体的にイメージし、志望動機や自己PRに説得力を持たせることができます。
JALとANAはブランドメッセージや人材戦略にも違いがあります。
それぞれの特徴や考え方をより詳しく知りたい方は、
【JAL・ANA企業研究教材】で詳しく解説しています。
JALを目指すなら
👉JALらしさ完全理解ガイド
ANAを目指すなら
👉ANAらしら完全理解ガイド
まとめ:企業研究を“合格につながる力”に変えるために
繰り返しになりますが、企業研究は「情報を集めること」ではなく、「自分の軸と企業の価値観を結びつけるプロセス」です。
JAL・ANA・外資系いずれのエアラインでも、求める人材像や理念を理解することが、志望動機や自己PRに“深み”を与える最重要ステップになります。
もし今、
「自分の強みや軸が整理できていない」
「企業ごとの違いがうまく説明できない」
と感じている方は、
まずは【👉CA自己分析完全ガイド】からスタートしてください。
自己理解が深まると、企業研究の「見るべきポイント」も一気に明確になります。
そして、自分の強みをどう活かせるか、なぜその企業で働きたいのかを、自分の言葉で語れるようになること。
それこそが、“合格につながる企業研究”です。
JALとANAの企業研究をしっかりやりたい方へ
さらに一歩進んで、
「JALとANAの違いが掴めない」
「どちらに向いているのか知りたい」
という方のために、
JAL・ANAの考え方、マーケティング戦略、人材戦略をCA受験目線でまとめた企業研究教材をご用意しました。
単なる情報の羅列ではなく、「CA受験でどう活かすか」まで踏み込んだ実践型の内容です。

ひとりでやっていたら、ただの暗記で終わっていたと思います。時間がなくても要点を絞って、深い企業研究ができました。
志望動機や自己PRに、しっかりとした「根拠」と「説得力」を持たせたい方は、ぜひ活用してみてください。

