香港のフラッグキャリアでもあるキャセイパシフィック。
過去のキャセイパシフィックのFlight Attendant募集(Japanese Speaker)はこちら
今回、キャセイパシフィックの企業研究と求めるCAの人材像についてHP(採用ページ)を元に、まとめています。
欧・米・英外資系エアラインにそれぞれ1回で合格したCAラボがもしこれからキャセイを受験すると考えて、情報をピックアップしてみました。
企業研究や採用試験対策の参考になれば幸いです。
キャセイパシフィックの企業研究
- 1946年9 月 24 日アメリカ人とオーストラリア人の元空軍パイロットが設立。2レターコードはCX
- ベースを上海から香港へ
- 1948 年現在の Swire Groupが同社の株式の 45% を取得。
- 1959年日本初就航。以降日本の大阪、福岡、名古屋への国際線(世界初)を開始
- 1970年啓徳空港にVIPおよびマルコポーロクラブ会員が利用できるDiscoveryラウンジがオープン。また、機内誌Discovery新しいウィンドウを開の初版が発行
- 1970~1980年設立されてから 18 年後、 100 万人目の乗客を達成。 9 年後の 1973 年には、毎年 100 万人を輸送。 今日では、毎月約 100 万人の乗客を運ぶ。
- 1999年One WORLDアライアンス(国際航空連合)「キャセイパシフィック」「アメリカン航空」「ブリティッシュ・エアウェイズ」「カンタス航空」の4社によって設立
- 2006ドラゴン航空をキャセイ パシフィック グループの完全子会社化。2016年キャセイドラゴンに改名
- NOWキャセイ パシフィック グループは 150 機以上の航空機を運航し、世界中の 170 以上の目的地に就航。
- ハブ空港(ベースとなる空港)は香港国際空港(Hong Kong International Airport)
- 香港という地勢柄、実質国内線(中国本土は除く)運航は提供していない
- 南アメリカ大陸を除く全大陸の主要都市への路線を運航
- 国際線が専らであることで殆どがワイドボディ機(通路が二つ)のみによるフリート構成
- 使用される機体年齢は若いものが多く、最新鋭の機材を積極的に導入している
*キャセイドラゴンは、2020年10月運行停止。路線などはキャセイパシフィックと香港エクスプレス(LCC)が運行。
世界屈指のサービスブランドを目指すキャセイ
キャセイパシフィックは、世界屈指のサービスブランドとしての地位を確立するために新しいブランドキャンペーン「Move Beyond」を始動しています。
ブランドイメージの動画はこちら
to move people forward in life
through our ability to connect them to meaningful people, places, experiences.(HPより引用)
- THOUGHTFUL(思いやり)
- PROGRESSIVE(前進)
- CAN-DO SPIRIT(情熱)
キャセイパシフィックの求めるCA像
キャセイパシフィックの求める人材像は、上記の3つToughtful,Progressive, Can-Do spiritに加え以下の文章からも参考になります。
- Carry out safety, first aid and security procedures to the highest standard
(最高水準のセーフティ、ファーストエイド、セキュリティ対応を遂行する。) - Be our brand ambassador and provide genuine, personal experiences to all our customers
(ブランドアンバサダーとして、すべてのお客様にパーソナルな体験を提供する。) - Deliver service excellence by creating memorable inflight experiences and exceed our customers’ expectations at every opportunity
(思い出に残る機内体験を生み出すことで卓越したサービスを提供し、あらゆる機会でお客様の期待を上回る。) - Attend to customer’s needs in a caring and professional manner
(思いやりのあるプロフェッショナルな方法で顧客のニーズに対応する。) - Embrace diversity and be thoughtful and caring to all our customers especially those who need extra help
(多様性を受け入れ、すべてのお客様、特に特別な支援が必要なお客様に思いやりを持って接する。) - Be an excellent team player in a culturally diversified environment and contribute to a collaborative and supportive environment
(文化的に多様な環境で優れたチーム プレーヤーになり、協力し合い、助け合い環境に貢献する。) - Adapt to situations with confidence, tact and flexibility
(様々な状況に自信をもち、機転をきかせ、柔軟に適応する。) - Uphold inflight policies and comply with all regulatory requirements
(機内での規定を守り、すべての規則を遵守する。)
ブランドアンバセダーについては以下の記事で説明しています。

さらに以下の文章も参考になります。
(外向的で温かくフレンドリーな性格を持ち、世界中を旅するお客様を喜ばせ、思い出に残る体験を提供することに強い情熱を持っている方は、キャセイ パシフィックの客室乗務員のプロフェッショナル チームにぜひご参加ください。)
キャセイパシフィックの志望動機
以下の内容は、なぜキャセイパシフィックで客室乗務員として働きたいのかという理由を考える際に役立つ内容です。
- Being part of a world-class service brand to be proud of
(誇りに思う世界クラスのサービスブランドの一員であること) - Work schedules to suit different lifestyles
(さまざまなライフスタイルに合わせた勤務スケジュール) - World-class training and structured career progression path
(世界クラスのトレーニングと構造化されたキャリアアップパス) - A safe and collaborative working environment which embraces a diverse and inclusive culture
(多様で包括的な文化を受け入れ、安全かつ調和のとれた職場環境) - Extensive medical coverage & insurance scheme for you and your dependents
(あなたとあなたの扶養家族のための広範な医療補償と保険制度) - Flexible retirement scheme
(柔軟な退職制度) - Discounted travel across many airlines for you and your family
(あなたとあなたの家族のための多くの航空会社での割引旅行)
客室乗務員としてエアラインを選ぶ際の自分の基準とこれらの内容を照らし合わせ、志望理由を考えていきます。
キャセイパシフィック応募資格
キャセイパシフィックのFlight Attendant応募資格について
- Japanese National or Special Permanent Resident Certificate Holder
(日本国籍または永住資格者) - Minimum age of 18
(18歳以上) - High School graduate or above
(高校卒業以上) - Minimum arm-reach of 208cm on tiptoe
(アームリーチつま先立ちで208cm) - Physical fitness to pass the pre-employment medical assessment
(雇用前のメディカルチェックにパスできる方) - Fluent in speaking and reading English and Japanese. A third language is preferable
(英語と日本語の会話と読解に堪能。第3言語も話せる方歓迎) - A valid TOEIC score of 325 for both reading and listening (Must be taken on or after 1 June 2021)
(リーディングとリスニングとも325のTOEICスコア*2021年6月1日以降に受験する必要) - Previous experience in an airline, hospitality or service industry would be advantageous
(航空会社、ホスピタリティ、またはサービス業界での経験があれば有利)
これらの条件に当てはまっていることを、レジメ(英文履歴書)の中のどこかの項目にしっかりと入れておきます。

AI対策のレジメの作り方はこちら
採用プロセス
キャセイパシフィックの採用試験は以下のような内容となってます。
Recruitment Process
- Digital Interview(デジタルインタビュー)
- Language Assessments(英語テスト)
- Final Interview(最終面接)
- Medical Examination including Arm Reach Exercise (208cm arm reach)(メディカルチェック、アームリーチ208cm)
注意事項として(2023年3月の採用時)
- 6ヶ月以内に不合格だった人は受験できない
- 雇用は3年契約。本人の能力と状況が許せば継続可
- 前もって通知すれば3年の雇用期間中にやめることができる
Interview tips
1. Prepare:企業研究
- 企業研究をすること。自分に合った会社か採用試験を通して判断するのに役立てるだけでなく、志望動機の中でしっかりと伝える。
2. First impressions count:第一印象
- 客室乗務員としてふさわしいみだしなみや対応そして、受験に関わるすべての準備を遅れることなく滞りなくする。
3. Show what you know:伝え方
- 質問に答えるときは、企業研究で得た知識を伝えたり自分の経験やエピソードに絡めて伝える。
その他の情報
- アセスメント デイは 2023 年 6 月に東京で実施
- 受験者は 1 日でアセスメントを完了
- 合格者の入社予定日は、2023 年の第 3 四半期
- 申請の締め切りは2023年4月30日
- TOEIC は2021年6月1日以降に受験した点数が有効。遅くとも2023 年 5 月 31 日までに必要な 点数を取得しなくてはいけない。
- 最終選考に残った応募者には6 週間以内に通知。
- 働く際は、COVID 19 ワクチンの 3 回目の接種を受けている必要あり。( 正当な健康上の理由がある場合を除く)
具体的な準備はこちらを読むとわかりますよ!
自信を持って英語を話すために
英語面接対策として
伝える内容を頭に入れたり
アウトプットの練習をされていると思います。
ところが意外と見落としがちなのは
英語発音
外資系の面接でチェックされる英語力の一つが、「スムースなコミュニケーション力」
面接でのコミュニケーション力とは、意思疎通や自己表現力。
それらの土台となるものが、英語発音です。
もし、あなたが英語を話しているとき
- よく聞き返されてしまう
- 理解してもらえない
ご経験があるなら
面接でも、回答を理解してもらえない可能性があります。
というのも、面接ではどうしても内容にフォーカスして、発音がおろそかになりがちだからです。
ためしに一度ご自分の英語面接回答を録音して聞いてみてください。
ちょっとわかりづらいかな?と思われたら、発音学習をすることをおすすめします。
17年間外資系でフライトして、発音の大切さを感じたからこそあえてつらいことをお伝えしますが、
英語発音は、他人から指摘されることは大人になってからではほとんどありません。気づいてても滅多にアドバイスしてくれる人はいないです。
だからこそ、自分の英語を聞いて客観的に自分で判断するしかないのです。
でも、安心してください。
大人でもきれいな英語発音が身につく方法があります。
発音の悩みを解決すれば、英語を話す自信がつきます。
エアラインCAに合格してフライトしてからも役立ちますよ♪
元外資系CAラボの発音レッスンはこちら>>>