飛行機 緊急時の酸素マスクの使い方

中国で航空機の操縦席の窓ガラスが飛行中に破損し、副操縦士が機外に吸い出されそうになった事故がありました。

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突然機内の酸素マスクが降りてきたらどうする?

Hero Sichuan Airline pilot lands plane after cockpit window suddenly SHATTERS at terrifying 32,000ft

Hero Sichuan Airline pilot lands plane after cockpit window suddenly SHATTERS at terrifying 32,000ft

幸い乗務員がかすり傷を負った程度で乗客は無事でなによりでした。

この事故が起きた飛行機はヨーロッパの飛行機メーカーエアバス社製造販売している小型旅客機A319。

高度31,000フィート(約1万㍍)からたった2分間で8000フィート(約2500㍍)まで下降したそうです。

通常機内ではフライト中一定の気圧が保たれていますが、このように窓が開いてしまって機内の空気が外に出てしまうと急激な気圧の変化が起こり機内では自動的に天井から酸素マスクが降りてきます。

そして、それをすばやく着用するよう指示が出ます。この酸素マスク、最初に降りてきた時点ではまだ酸素が流れていません。強く引っぱると、酸素の流れを止めていたピンが外れるので酸素が流れてきます。

酸素が流れている場合、コードの途中のインディケーター(Flow indicator)が緑になっていますのでそこで乗客は確認出来ます。

突然降りて来ますが、慌てず一番近い酸素マスクを自分の方に引っぱってひもで調節します。その時必ず鼻と口を覆います。緩い場合はマスクの横のひもを引っぱってマスクと顔の隙間をなくすようにします。

このとき小さいお子様や同乗者と一緒の場合でも自分のマスクを先につけます。

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何故なら、急激な減圧で酸欠(Hypoxia)状態になり意識を失う可能性もあるからです。なので、まず自分自身のマスクをつけてから同乗者の状態を確認したりお子様のマスクを装着するのを手伝います。

酸素マスクは、座席分以上有りますので満席状態でも不足することはありません。

マスクが降りると、自動でマスクを装着してくださいというアナウンスがかかりますので、その指示に従えば大丈夫です。

飛行機はその間に酸素マスクが必要の無い高度まで飛行機を下げます。

意外と知られていない酸素マスクの付け方

2018年4月にサウスウエスト航空の飛行機がエンジン破損して壊れた破片が機体を貫通した事故が起きています。

機内の気圧が急激に下がりマスクが降りてきて、機体を1万フィート(約3,000メートル)まで降下させ、22分後にはフィラデルフィア国際空港に緊急着陸しました。

そのときのマスクを着用している乗客の方々の様子が写っているのですが、本来口と鼻をマスクで覆う必要があるのですが、口だけマスクで覆っている様子がわかります。

離陸前に機内の安全設備に関するビデオなどでも使い方は説明されてはいますが、いざ必要になったとき間違った装着の仕方をすると最悪の場合酸欠状態で意識を失いかねません。

1分20秒くらいから機内の酸素マスクの付け方を説明しています。(説明は英語です。)

The Proper Way to Use Oxygen Mask in Case of In-flight Emergency

The Proper Way to Use Oxygen Mask in Case of In-flight Emergency

サウスウエストの事故については、以下の記事が詳しく載っていたのでご紹介します。

エンジン破損で帰還したサウスウエスト機のパイロット、その機転と冷静な飛行の舞台裏|WIRED.jpエンジン破損で帰還したサウスウエスト機のパイロット、その機転と冷静な飛行の舞台裏|WIRED.jp 

Decompression(減圧)が起きると

機内の減圧を英語で”Decompression”と言います。
このDecompressionが起きると、通常大きな音がして機内では白い煙や霧のような状態に成り空気が冷たく薄く感じます。それと同時にマスクが天井から降りてきて、液体が沸騰したり色々なものが飛び散るそうです。
身体の症状としては、耳や鼻に痛みを感じ呼吸が速くなります。指先がちくちくすることもあるとトレーニングでは習いました。
客室乗務員はトレーニングの際、Decompressionについて上記の状況や症状そして対処などをしっかり学びます。
ちなみに、この酸素マスクお客様が急病で酸素が必要な時に使うこともあります。
お客様の安全を守るのが客室乗務員の第一の使命。いざというときにきちんと対応出来るよう日頃の訓練は欠かせません。
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