キャビンアテンダントが仕事で必要な英語と、合格する為に必要な英語が違うのをご存知ですか?
最短最速でCAに合格する為にも、英語の勉強は効率よく行っていきたいですよね。
新卒の時のJAL、ANA合格体験そしてその後17年間欧米英系エアラインでのCA経験を通して、CAに合格するために準備すべき英語と実際フライトをする上で使う英語は違う事を実感してきました。
そこで今回は、エアライン採用試験に合格するために必要な英語力とその対策法についてお伝えしていきますね。
エアラインCA採用試験に合格するために必要な英語力
キャビンアテンダントに必要な英語力と、合格する為に必要な英語力は違います。
実際、CAに合格してフライトを始めてから仕事で使う英語については下の記事で詳しくご説明していますのでご覧下さい。

CA合格する為に必要な英語について
・日系エアラインは英語力を現時点では、TOEICなどの英語資格を使って評価しています。
・外資系エアラインの場合、以前は英語力堪能などと募集要項に書かれている程度でしたが、最近はTOEICなどの語学試験の点数が応募条件に組み入れられていることが多くなりました。
最短で客室乗務員になるために
最短でキャビンアテンダントになるためには、やるべきことを順番にやっていくのが一番近道です。
日系エアラインの場合、採用試験の時点ではTOEICの点数600点(550点の所もある)以上を求めているので、まずそれをクリアしましょう!
また、JALなど英語面接質問に対しては、だいたい聞かれることは決まっています。ですので、それに特化した準備を就活準備と並行してやるといいといいです。
そしてフライトを始めたら、機内で使う英語や日常英会話、接客で使う英語などのフレーズをどんどん増やして実際乗務しながら身につけて行かれるといいと思います。
- CA受験前TOEICTOEIC600点(550点の所もある)をクリア
- CA受験準備英会話面接対策/TOEICJALでは簡単な英会話面接が行われるので、それに対する準備
英語をアピールポイントとして使いたい場合はTOEICの点数を上げる - フライト開始実践的な会話フライトを通して様々な場面での実践的な英語力を身につけていく
外資系エアラインの場合は、TOEIC700点レベルのリスニング力や理解力は採用試験の英語面接や訓練でも必要なので、その取得を目指します。
それをクリアしたら、それ以上高い点数を目指して勉強し続けるより面接での英語力をアップさせる方にシフトする方が時間を有効に使えます。
なぜならCA合格するためには面接官を英語で納得させなくてはならないので、そのためにはTOEICの勉強より面接対策の練習の方が役に立つからです。
なので、ある程度TOEICの点数を取得したら、面接で使う英語を磨く事に力を入れるといいと思います。
CA合格したら、訓練の時に困らないよう機内安全に関する単語などを前もって頭に入れておくといいでしょう。
そして、フライトを始めたら、接客で使う英語などのフレーズをどんどん増やしていきましょう。
- CA受験前TOEIC最低700点以上、もしくはそのエアラインが求める点数を取得する
- CA受験準備英語面接英語で自分をアピールするための面接対策
- CA合格日常英会話CA訓練スタート前にあらかじめ必須単語などを頭に入れておく(英語に自信がない、訓練についていく自信がない方)
- フライト開始実践的な会話フライトを通して様々な場面での実践的な英語力を身につけていく
エアラインCA合格する為に磨く英語は”TOEIC”
まず、募集条件に合致した人材になるためにエアラインが求めている基準の英語力をもつことが最優先。
そのために、現時点では日系エアライン、外資系エアラインも英語の資格を求めている場合TOEICの点数を提出することが多いのでTOEICに特化して集中的に勉強されるといいと思います。
何故かと言いますと、汎用性が高いからです。
TOEICはTOEFLなどと違い欧米ではあまりメジャーな語学試験ではありませんが、アジアや日本では今の所英語力を知るスタンダードになっています。
以前は英検の資格が書かれていましたが現在はTOEICが主流です。
GTECなどの英語資格もありますが、今の所TOEICの点数さえ持っていれば大方のエアラインの募集条件をクリアできます。
ただ、”今の所TOEIC”とお伝えしているのは、そうやって以前は英検、現在はTOEICと日本の企業の中でも評価する資格が変わるからです。
今後、もしかしたら変わることもあるかもしれませんが今の所はTOEICで大丈夫だと思います。
TOEIC600点以上取るための勉強法
TOEICの目標点数は?
TOEICを受験するにあたって、CAに合格するための最低ラインは600点(エアラインによっては550点)。
ですので、まずそこをクリアするようにしましょう!
そして、更に英語力をアピールしたいという方は730点以上欲しい所です。
なぜこの点数かといいますと、日本の大手企業でも海外赴任に必要なTOEICの点数が730点以上を求めているところが多いからです。
CA合格する為のTOEIC勉強法
TOEICは語学試験ではありますが、点数を取るためのテクニックを使えば英会話ができなくても短期間で点数をアップすることが出来ます。
例えば、よく聞く話でTOEIC900点以上もあれば英語が話せると思いがちなのですが、そのレベルを取得していても実際はそうでないこともあるようです。
TOEICは話せなくてもある程度高い点数を取ることが可能な資格です。
なので、求められる点数をクリアするための勉強と位置づけ、英語力とTOEIC用のテクニックを磨いて短期集中して取得してしまうことをオススメします。
私自身、新卒の時に持っていたTOEICの点数は795点でした。応募条件の点数を取れたので、それ以降実は受験していません。
応募条件に合致すればそれでいいと考えていたので、あえてそれ以上の点数を目指して勉強を続けることはしませんでした。(コツコツ勉強することが苦手だったということもあります。(>_<))
外資系エアラインでもこの点数で受験していました。(当時は有効期間の縛りがなかったものですから、ずっと使い回ししていたのです。
そのかわり英語面接の準備に力を入れておりました。
私の場合は、留学経験はありましたがネィティブでもありません。でもそれなりに違う形でやっていたことがこの点数に結びつきました。
高校の時のアメリカ留学時代TOEFLの授業を取り毎週過去問に取り組み、毎月のように米国でTOEFLを受験していました。
ですので、中身は違うのですがテストの雰囲気などもそっくりだったのと、このTOEFLの勉強が非常に役立ちました。
あと、大学受験のために塾で英文速読を勉強したのですが、制限時間内で大量の情報量を英語で処理する力が身に付いたのでそれも非常に効果的でした。
TOEIC600クリアするために役立つ教材や講座
これをご覧いただいている方は、これからTOEIC対策を始める方や現在取組中の方が多いと思います。
そのような方の為に、TOEIC受験や資格試験準備の経験を通してこれから勉強をするなら一番役立ちそうな対策法は何かを考え、ここからご紹介していきます。
オーソドックスな勉強法
- Step1公式問題集
- Step2TOEIC受験または模試を受験する限られた時間の中で回答していくのに慣れるためと、弱点や課題を見つけ次の勉強に繋げる。TOEIC受験はかぎられているので、その間模試などを利用して勉強の効果などを把握。
- Step3公式問題集課題を中心にひたすら問題集を何度も繰り返してやる。
公式問題集を使って課題を克服し、目標の点数取得まで受験し続ける。
このオーソドックスな勉強法は、私がTOEFLでやった勉強法と同じ。だいたい似たような問題なのでその中でできない質問などどんどんつぶしていき、自分の課題を克服し問題に慣れること、そして回答するためのスピード感を養っておくこと。これが重要だと思います。
その他、TOEICの教材や塾など探されると思うのですがいきなり高い教材を買ってそれが合わなかったりすると、費用もかさみますし時間ももったいないのですよね。
まず、方向性を見失わず短期で効率よく目標点数クリアしていくために点数アップのためのTOEICの勉強方法を知っている人から学ぶといいです。
オススメなのは、こちら。
高卒ニートの僕が6ヶ月でTOEIC960点取った具体的な勉強法【理論編】
動画講座ですが単価も安く、本を購入するくらいの値段で学べます。
TOEICを猛勉強して半年で960点まで上げた方の勉強法です。具体的な勉強法と600、700、800、900点突破と目標点数を取るまでそれぞれ何をすべきかを伝えてくれているので、自分のレベルに合った勉強法を探す上で参考になります。
英語やTOEIC関連の講座や教材は、たくさんあります。「これ!」と決めたら最後まで絶対やり抜いてください。そうすることで、「やればできる」というCA合格に必要な自信もつきます。